順行・逆行とは

# 順行・逆行とは

この記事の要点

順行・逆行とはの結論

順行・逆行とは、大運という旅を「どちらの方向へ進むか」を決める向きです。同じ月柱から出発しても、順行と逆行では、たどる干支の並びが逆になります。向きは生まれ年の干の陰陽と性別で決まり、そこから起運の数え方も定まります——星命の栞はそう捉えます。大運そのものは 大運とは を参照してください。

順行・逆行の決め方(全体像)

[図: 関係図]

順行・逆行とは

順行・逆行とは、大運の干支を並べる向きのことです。大運は、命式の月柱を起点にして、十年ごとに干支を一つずつずらして作ります。このとき、干支を順(甲子→乙丑→…)に進めるのが順行、逆(甲子→癸亥→…)に戻すのが逆行です。

どちらの向きになるかは、その人の生まれ年の干(年干)が陰陽どちらか、そして性別によって決まります。同じ命式でも、向きが違えば大運のたどる干支が逆になるため、時間の読みが変わってきます。

向きの決め方

順行・逆行は、伝統的に次のように決めます。

「陽男陰女は順、陰男陽女は逆」と覚えると簡単です。年干の陰陽は、十干のどれかで決まります。陰陽については 陰陽五行とは を参照してください。

大運の並べ方

向きが決まったら、月柱の干支を起点に大運を並べます。たとえば月柱が丙寅で順行なら、最初の大運は丁卯、次は戊辰…と順に進みます。逆行なら、乙丑、甲子…と逆に戻ります。

こうして並べた各大運は、十年ごとに切り替わります。何歳からその一本目が始まるかは、起運で決まります。順行なら次の節入りまで、逆行なら前の節入りまでの日数を数えて起運を求めるため、向きは起運の計算とも直結します。起運については 起運とは を参照してください。

なぜ性別と年干で決まるのか

順行・逆行を年干の陰陽と性別で決めるのは、陰陽の調和という考え方にもとづきます。陽の気を持つ立場(陽年の男など)は自然な流れに沿って順に進み、陰の気を持つ立場(陰年の男など)は逆にたどる、という対応です。

これは陰陽のバランスを時間の流れに映した約束事であり、「順行が良い・逆行が悪い」といった優劣ではありません。星命の栞は、この向きを吉凶ではなく、大運を正しく並べるための規則として扱います。

歴史・背景

大運を月柱から順逆に並べる技法は、子平法(四柱推命)が命式を時間の流れで読むために整えたものです。陰陽の立場に応じて進む向きを分けるのは、命理が陰陽の調和を重んじる思想を、時間の読みにも反映させたものといえます。

細部の扱いには流派差もありますが、「陽男陰女は順、陰男陽女は逆」という基本は広く共有されています。年代や技法の帰属には諸説があり、星命の栞は確定した事実と伝承を区別して扱います。

古典における解釈

以下は、星命の栞が中核に置く古典にもとづく現代的な要約であり、原文そのものではありません。原文の引用が必要な場合は、末尾の出典の章ページで確認します。

現代における解釈

現代では、命式作成ツールが順行・逆行を自動で判定し、大運を正しい向きで並べてくれます。そのため、利用者が向きを手で決める場面は減りました。ただし、「なぜ自分の大運はこの並びなのか」を理解するには、順行・逆行の決め方を知っておくと役立ちます。

星命の栞は、順行・逆行を吉凶の分かれ目ではなく、大運を正しく並べるための規則として紹介します。向きそのものに良い悪いはありません。正しい向きで大運を並べることが、時間の読みを正しく始める前提になります。

順行・逆行の限界

順行・逆行を扱うときの限界は三つあります。第一に、向きの決め方は年干の陰陽と性別によるため、これを取り違えると大運全体がずれます。第二に、順行・逆行は並べる向きを示すだけで、それ自体が運勢の良し悪しを表すものではありません。第三に、細部の扱いには流派差があります。星命の栞は、これらの限界を伏せずに示します。

なぜ星命の栞は順行・逆行をこう説明するのか

順行・逆行は、「陽男陰女」といった言い回しで覚えるため、規則だけが独り歩きしがちです。星命の栞は、これを丸暗記の約束事ではなく、陰陽の立場を時間の流れに映した規則として説明します。

向きの意味を知ると、大運がなぜその並びになるのかが分かり、順行だから良い・逆行だから悪いといった誤解も避けられます。時間の読みの土台を平易に手渡すことが、星命の栞の役割だと考えています。

関連概念

よくある質問

Q. 順行・逆行とは何ですか?
A. 四柱推命で大運が進む向きのことです。月柱の干支を順に進めるのが順行、逆に戻すのが逆行です。

Q. 順行・逆行はどう決まりますか?
A. 生まれ年の干の陰陽と性別で決まります。陽の年の男・陰の年の女は順行、陰の年の男・陽の年の女は逆行です。

Q. 「陽男陰女は順」とはどういう意味ですか?
A. 年干が陽の年に生まれた男性と、年干が陰の年に生まれた女性が順行になる、という覚え方です。残りが逆行です。

Q. 年干の陰陽はどう見ますか?
A. 甲・丙・戊・庚・壬が陽、乙・丁・己・辛・癸が陰です。生まれ年の年柱の天干がどれかで判断します。

Q. 順行と逆行で何が変わりますか?
A. 大運がたどる干支の並びが逆になります。同じ命式でも、向きが違えば時間の読みが変わってきます。

Q. 順行・逆行はどちらが良いのですか?
A. 優劣はありません。順行・逆行は大運を並べる向きを示すだけで、良い悪いを表すものではありません。

Q. 大運はどこから並べ始めますか?
A. 命式の月柱の干支を起点にします。そこから順行なら順に、逆行なら逆に、十年ごとに干支を進めます。

Q. 順行・逆行と起運はどう関係しますか?
A. 起運を求めるとき、順行なら次の節入りまで、逆行なら前の節入りまでの日数を数えます。向きは起運の計算に直結します。

Q. 男女で大運の向きは逆になりますか?
A. 同じ年干の陰陽なら、男女で向きが逆になります。陽年なら男は順・女は逆、陰年なら男は逆・女は順です。

Q. 向きを間違えるとどうなりますか?
A. 大運全体の干支の並びがずれ、時間の読みが変わってしまいます。向きは最初に正しく決める必要があります。

Q. ツールに任せてよいですか?
A. 任せて問題ありません。多くのツールが自動で判定します。仕組みを知っておくと、並びの理由が理解できます。

Q. 順行・逆行は命式そのものを変えますか?
A. 変えません。命式(四本の柱)は生涯一定です。順行・逆行は、そこに重ねる大運の並べ方を決めるだけです。

Q. 逆行だと運が悪いのですか?
A. いいえ。逆行は干支を逆にたどる向きにすぎず、運の良し悪しとは関係ありません。中身は命式全体で読みます。

Q. 陰陽が分からないと決められませんか?
A. 年干の陰陽が分かれば決められます。陰陽の基本は陰陽五行の記事で確認できます。

Q. 順行・逆行の次は何を学べばよいですか?
A. 向きとセットで求める 起運とは、十年ごとの運である 大運とは へ進むのがおすすめです。

まとめ

順行・逆行とは、四柱推命で大運が進む向きです。月柱を起点に、干支を順に進めるのが順行、逆に戻すのが逆行で、向きは生まれ年の干の陰陽と性別(陽男陰女は順、陰男陽女は逆)で決まります。向きは、大運の干支の並びと起運の求め方の両方に関わります。

星命の栞は、順行・逆行を吉凶の分かれ目ではなく、大運を正しく並べるための規則として中立に紹介します。向きをつかんだら、起運・大運へと時間の読みを広げていきましょう。

> 本記事は医療・法律など、重大な人生判断の代替となるものではありません。四柱推命の見立てには流派や版による違いがあり、本記事は確立した枠組みと星命の栞による現代的説明とを区別して記述しています。

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出典・参考資料

- 原文(パブリックドメイン)淵海子平 - Wikisource:https://zh.wikisource.org/wiki/淵海子平 - 原文 三命通會(横断参照):https://zh.wikisource.org/zh-hans/三命通會 ※ 上記の出典は出典台帳(Source Master v2)の目録で確認したものです。本文に原文を直接引用する際は、各章ページで原文を再確認し、現代語訳・要約と明確に区別します(憲章 第2章 出典ポリシー準拠)。

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よくある質問

順行・逆行とは何ですか?

四柱推命で大運が進む向きのことです。月柱の干支を順に進めるのが順行、逆に戻すのが逆行です。

順行・逆行はどう決まりますか?

生まれ年の干の陰陽と性別で決まります。陽の年の男・陰の年の女は順行、陰の年の男・陽の年の女は逆行です。

「陽男陰女は順」とはどういう意味ですか?

年干が陽の年に生まれた男性と、年干が陰の年に生まれた女性が順行になる、という覚え方です。残りが逆行です。

年干の陰陽はどう見ますか?

甲・丙・戊・庚・壬が陽、乙・丁・己・辛・癸が陰です。生まれ年の年柱の天干がどれかで判断します。

順行と逆行で何が変わりますか?

大運がたどる干支の並びが逆になります。同じ命式でも、向きが違えば時間の読みが変わってきます。

順行・逆行はどちらが良いのですか?

優劣はありません。順行・逆行は大運を並べる向きを示すだけで、良い悪いを表すものではありません。

大運はどこから並べ始めますか?

命式の月柱の干支を起点にします。そこから順行なら順に、逆行なら逆に、十年ごとに干支を進めます。

順行・逆行と起運はどう関係しますか?

起運を求めるとき、順行なら次の節入りまで、逆行なら前の節入りまでの日数を数えます。向きは起運の計算に直結します。

男女で大運の向きは逆になりますか?

同じ年干の陰陽なら、男女で向きが逆になります。陽年なら男は順・女は逆、陰年なら男は逆・女は順です。

向きを間違えるとどうなりますか?

大運全体の干支の並びがずれ、時間の読みが変わってしまいます。向きは最初に正しく決める必要があります。

ツールに任せてよいですか?

任せて問題ありません。多くのツールが自動で判定します。仕組みを知っておくと、並びの理由が理解できます。

順行・逆行は命式そのものを変えますか?

変えません。命式(四本の柱)は生涯一定です。順行・逆行は、そこに重ねる大運の並べ方を決めるだけです。

逆行だと運が悪いのですか?

いいえ。逆行は干支を逆にたどる向きにすぎず、運の良し悪しとは関係ありません。中身は命式全体で読みます。

陰陽が分からないと決められませんか?

年干の陰陽が分かれば決められます。陰陽の基本は陰陽五行の記事で確認できます。

順行・逆行の次は何を学べばよいですか?

向きとセットで求める [起運とは](/shichu-suimei/kihon/kiun/)、十年ごとの運である [大運とは](/shichu-suimei/unsei/taiun/) へ進むのがおすすめです。

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